データサイエンティストの資格【まとめ】

はじめまして、データサイエンティストのますみです!

この記事では、データサイエンティスト向けのおすすめの資格を紹介します。

資格取得は、高校生や大学生の就活、社会人の転職に役立つだけでなく、業務内でのコミュニケーションを円滑にする(技術用語やビジネス用語の理解)目的でも役に立ちます。

また、本記事ではあえて厳選せずに網羅的に情報をまとめました。

前置き

著者はこちらに掲載されている資格のみ保持しており、本記事で紹介するこれら以外の資格は知人やウェブ情報を参考にしてまとめており、実体験には基づいていないことをご留意ください。

おすすめ資格一覧表

データサイエンティスト向けの資格を下記の一覧表としてまとめました。

難易度とおすすめ度は著者の主観に基づいてスコアリングしています。おすすめ度は、「資格取得のコスパ」と「実務で役立つレベル」を評価基準としています。

太字の資格が特におすすめの資格試験です。
※ Sci. = データサイエンス力、Eng. = データエンジニアリング力、Biz. = ビジネス力の略。

資格名Sci.Eng.Biz.海外での認知度難易度(1~10)おすすめ度(1~10)
G検定57
E資格89
DS検定710
データ分析実務スキル検定(PM級 / Citizen級)55
Certified Analytics Professional (CAP) certification87
DASCA’s Principal Data Scientist (PDS) certification76
DASCA’s Senior Data Scientist (SDS) certification86
SAS Certification85
統計検定×77
統計士××65
データ解析士××65
データサイエンス数学ストラテジスト××65
ビジネス統計スペシャリスト(基礎 / 上級)××54
Pythonエンジニア認定 基礎試験××48
Pythonエンジニア認定 データ分析試験××48
Tensorflow Developer Certificate×56
AI実装検定(S級、A級、B級)65
ITパスポート××45
情報セキュリティマネジメント試験××47
基本情報技術者試験×68
応用情報技術者試験×77
情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)×86
データベーススペシャリスト試験××77
ORACLE Master××76
クラウド系基礎資格××58
クラウド系データサイエンス資格×67
クラウド系アーキテクト資格××66
Celonis Foundations××36
簿記3級××67
PMP (Project Management Professional)××68

上記の表から厳選した資格を用いて、学習ロードマップを下記の記事にまとめているため、ぜひこちらもご活用ください。

データサイエンティストの学習ロードマップ【まとめ】

総合的なスキルを証明する資格

G検定(ジェネラリスト検定)

  • G検定とは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する「ディープラーニングの基礎知識を問われる試験」です。
  • リテラシーレベルの内容になるため、AIに関する本を何冊か読んだことある方であれば、難易度はそこまで高くありません。

E資格(エンジニア資格)

  • E資格とは、日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催する「ディープラーニングの発展的な知識を問われる試験」です。
  • JDLAが認定したプログラムを受講し、事前試験に合格後、本受験をするという流れになります。
  • その過程でかかる金銭的コストは非常に大きい(著者は合計で10~20万円ほどかかった)ですが、出題範囲が広く自分の知識を深める良い機会になるでしょう。そのため「発展的なデータサイエンス力を保持していることの証明」になる上、「自分のスキルを伸ばすことに対して投資していることの証明」にもなると考えられます。

DS検定

  • DS検定とは「データサイエンティストに必要な知識を幅広く網羅していることを証明する資格試験」です。
  • 具体的には、データサイエンティスト協会が定めた「データサイエンス力・データエンジニリング力・ビジネス力」の三つの軸で出題されます。
  • データサイエンティスト初学者が対象と公表されていますが、しっかりと勉強をしないと合格はなかなか難しいとという所感を持ちました。

データ分析実務スキル検定(PM級 / Citizen級)

  • データ分析実務スキル検定(Certificate of Business Analytics Skills; CBAS)とは、「非専門家に向けたデータ分析の知識や実践スキルを問う試験」です。
  • コミュニケーションをするための知識が問われるPM級と、エクセルによる分析スキルも問われるCitizen級に分かれます。

Certified Analytics Professional (CAP) certification

  • CAPとは、DS検定のように網羅的な知識が問われる海外の試験です。
  • DS検定と比較して、ビジネス視点の出題問題が多そうです。
  • 受験要件を見る限り、修士号取得の項目があり、一定のレベルの高さが伺えます。また、Job Task Analysis (JTA) frameworkに基づいて試験が構成されており、現場での実務経験も必要になってくるようです。
  • 国際標準の資格なため、海外でのキャリアを検討している方におすすめします。

DASCA’s Principal Data Scientist (PDS) certification

  • DASCAとは、Data Science Council of Americaの略で、アメリカを本拠地としてデータサイエンティスト向けの認定資格・教育プログラムを提供している機関です。
  • Principal Data Scientist (PDS) とは、DASCAが提供するデータサイエンティストとしての基本レベルの知識を要求する試験です。
  • こちらも国際標準の資格なため、海外でのキャリアを検討している方におすすめします。

DASCA’s Senior Data Scientist (SDS) certification

  • Senior Data Scientist (SDS) とは、DASCAが提供するデータサイエンティストとしての基本レベルの知識を要求する試験です。
  • こちらも国際標準の資格なため、海外でのキャリアを検討している方におすすめします。

SAS Certification

  • SASとは、データ解析・統計処理・可視化などを行うことができるパッケージソフトの一つです(企業名でもある)。
  • SAS Certificationは、SASが提供する資格群の総称です。

SASが行っているデータサイエンティスト向けの資格試験として、主に次の3つがあります。

  1. AI and Machine Learning Professional
  2. Advanced Analytics Professional
  3. Data Scientist Certification

SASを使用する現場にいる方にはおすすめの資格です。

データサイエンス力を証明する資格

統計検定

  • 統計検定とは、日本統計学会が認定する「統計に関する知識や活用力」を評価する試験です。
  • 総務省、文部科学省、厚生労働省、内閣府後援している日本でも有名な資格の一つである。
  • その中でも、統計検定2級は、大学基礎課程(1・2年次学部共通)で習得すべきことが出題範囲となり、簡単すぎず難しすぎないレベルなため、まずはここから受けることがおすすめです。

統計士

  • 統計士とは、一般財団法人 実務教育研究所が主催している「現代統計実務講座」を修了することで得られる資格です(文部科学省認定)。
  • 入学金として5,000円、受講料納入額として54,800円かかります(2022年12月時点)。

データ解析士

  • データ解析士とは、一般財団法人 実務教育研究所が主催している「多変量解析実務講座」を修了することで得られる資格です(文部科学省認定)。
  • 入学金として5,000円、受講料納入額として49,500円かかります(2022年12月時点)。

データサイエンス数学ストラテジスト

  • データサイエンス数学ストラテジストとは、データサイエンティストにとって字必要な数学スキルを問われる試験です。
  • レベルは、中級と上級に分かれています。

データエンジニアリング力を証明するスキル

ビジネス統計スペシャリスト

  • ビジネス統計スペシャリストとは、「エクセルスキルと統計スキルが問われる試験」です。
  • エクセル分析ベーシック(基礎レベル)とエクセル分析ベーシック(上級レベル)に分かれます。

Pythonエンジニア認定 基礎試験

  • Pythonエンジニア認定 基礎試験とは、Pythonの文法基礎を問う試験です。
  • Pythonを業務で使っている人、これから使う人には非常におすすめする資格です。
  • Pythonの座学を大学で学んできた人であれば、そこまで学習時間を取らずとも取得できるレベルになっています。

Pythonエンジニア認定 データ分析試験

  • Pythonエンジニア認定 データ分析試験とは、Pythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験です。
  • Pythonを業務で使っている人、これから使う人には非常におすすめする資格です。
  • Pythonを業務で使用している人であれば、そこまで学習時間を取らずとも取得できるレベルになっています。

Tensorflow Developer Certificate(TensorFlow デベロッパー認定資格)

  • Tensorflow Developer Certificateとは、Tensorflow(Googleが開発したPython用の機械学習ライブラリ)を用いたデータ整形・モデル作成・モデル評価のスキルを測る認定資格です。
  • 試験時間は5時間あり、その中で実際にコーディングをして、モデルを提出する試験です。
  • 実際に手を動かせることの証明になる試験でしょう。

AI実装検定(S級、A級、B級)

  • AI実装検定とは、「AIの知識とPythonを用いたAIモデルの実装力を問われる試験」です。
  • S級では、主要な深層学習モデルを中心として、特にNLPに関する発展的な問題が出されます(VGG、GoogLeNet、Transformerなど)。
  • A級では、数学、プログラミング、ニューラルネットワークに関する基本的な問題が出されます。
  • B級では、AIに関する基礎的な問題が出されます。

ITパスポート(iパス、IP)

  • ITパスポート(iパス)とは、ITを利活用するすべての社会人や学生が備えるべきITの基礎知識が証明できる国家試験です。
  • IPA(Information-technology Promotion Agency、情報処理推進機構)が主催する試験です。
  • 英語名は、Information Technology Passport Examination(IP)です。
  • 技術者問わず、文系の方でも受けることをおすすめする非常に入門的な資格試験です。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

  • 情報セキュリティマネジメント試験とは、セキュリティの基礎知識を証明する国家試験です(IPAの試験)。
  • 情報を扱う人たちが身につけるべきリテラシー的な知識が詰まっており、ITパスポートのセキュリティ版のようなものです。
  • 英語名は、Information Security Management Examination(SG)です。

基本情報技術者試験(FE)

  • 基本情報技術者試験とは、基本的なIT技術について問われ、ITエンジニアの登竜門と言われる国家試験です(IPAの試験)。
  • 英語名は、Fundamental Information Technology Engineer Examination(FE)です。

応用情報技術者試験(AP)

  • 応用情報技術者試験とは、応用的なIT技術について問われ、ワンランク上のITエンジニアを証明する国家試験です(IPAの試験)。
  • 英語名は、Applied Information Technology Engineer Examination(AP)です。

情報処理安全確保支援士(登録セキスペ、SC)

  • 情報処理安全確保支援士とは、サイバーセキュリティやサービスマネジメントについての理解が求められる高度なセキュリティエンジニアを証明する国家試験です(IPAの試験)。
  • 英語名は、Registered Information Security Specialist Examination(SC)です。

データベーススペシャリスト試験(DB)

  • データベーススペシャリスト試験とは、パフォーマンスの高いDBシステムやデータ分析基盤に関する理解を証明する国家資格です(IPAの試験)。
  • 英語名は、Database Specialist Examination(DB)です。

ORACLE Master

  • ORACLE Masterとは、Oracle社が提供するOracle Databaseのアーキテクチャや構成に関する知識が問われる資格です。
  • データサイエンティストであれば、SQLを用いてRDBを扱う機会が出てくることがあるため、そういった実務に関わる方にはおすすめの資格です。

クラウド系基礎資格

クラウドサービスに関連したコミュニケーションを取るための最低限の知識を身につけることができる資格です。

AWS Certified Cloud Practitioner

  • AWSとは、Amazon Web Serviceの略で、Amazonが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。
  • AWSは現在最もシェアが大きいため、実務で遭遇する機会は非常に多いでしょう。
  • クラウドに関する知識よりもAWSのサービス自体の知識を問われる印象があります。

Microsoft Azure Fundamentals

  • Azureとは、Microsoftが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。
  • AWS Certified Cloud Practitionerと比較して、クラウド技術・ネットワーク・セキュリティに関する基礎知識が問われるため、ITについてこれから詳しくなりたい方にはおすすめです。

Google Cloud Digital Leader

  • GCPとは、Google Cloud Platformの略で、Googleが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。
  • Google Cloud Digital Leaderは、GCPに関するサービス知識と基礎的なITリテラシーを同じくらいのバランスで問割れる試験です。
  • さらに上位の基礎試験として、Google Cloud Engineerの資格もあります。

IBM Cloud Advocate

  • IBM Cloudとは、IBMが提供しているクラウドコンピューティングサービスです。
  • IBM Cloud Advocateは、Microsoft Azure Fundamentalsと同様に、Azure IBM Cloudに関するサービス知識よりもITに関する基礎知識を問われます。
  • 教材が少ない上、英語のものが多いため、少々学習しづらいかもしれません。
  • 現在は、v2が最新の資格になります(2022年5月頃から開始)。

クラウド系データサイエンス資格

クラウド上にデータ基盤や分析基盤を構築したり、クラウド上でデータ分析を行なったりするための資格です。

クラウド系アーキテクト資格

システムをクラウド上に構築する上で、様々なサービスを組み合わせた設計図(ブループリントなど)を作成するための資格です。

Celonis Foundations

  • Celonisとは、プロセスマイニングやオートメーションを実現するためのツールです。
  • 様々なクラウド基盤と接続することができ、ログデータから様々な分析をすることができます。
  • Celonis Foundationsは、英語が中心となるものの、テストセンターで受ける必要がないため、非常に受講しやすいです。

ビジネス力を証明するスキル

簿記3級

  • 簿記とは、企業の帳簿管理に関する基礎的な知識が問われる資格です。
  • データサイエンティストとして、ビジネス理解を進める上で学んでおいた方がいいでしょう。

PMP (Project Management Professional)

  • PMPとは、プロジェクトマネジメントに関する国際的な資格です。
  • チームでプロジェクトを遂行することが多いデータサイエンティストであれば、マネージャーやプレイヤー問わず持っておいた方がいいでしょう。
  • PMBOK(Project Management Body of Knowledge)というプロジェクトマネジメント手法を軸とした問題が出ます。

その他の試験

最後に

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
いかがだったでしょうか?

この記事を通して、少しでもあなたの学びに役立てば幸いです!

おまけ

毎月10人限定ですが、若手エンジニア向けに「キャリア相談」に乗る機会を設けています。

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